ついに、ついに、ついに!
パネルの塗装が終わりました!
本当はもうちょっと茶色が入った色になる予定だったのですが、ステイン(木に染み込ませる湿気防止用のオイル)の色がカレーのターメリックの色のように奇妙な色だったので、「これ不良品でしょ?」と返品してナチュラルカラーに交換してもらいました。
返品、交換当たり前のアメリカ。
対応する側も、「あ、そうなんだ。オッケー。」が普通。
ダメダメなところも多いアメリカですが、こういうところはアメリカ暮らしの良さを感じますね。
パネルフレームにステインをたっぷり塗った上からポリウレタンのニスを塗って終了!
今までの長い行程を考えると「遂にこれで工事が終わるんだなぁ。」と、ひと塗りひと塗りが感慨深かったです。
...と言っておきながら、その一方でメンバーとダジャレを言いあってオヤジタイム満喫な空間だったんですけどね。
ちなみに、Central AvenueのダジャレKingはベースの「師匠」晋平さんです。
ちなみに「師匠」というのは晋平さんが命名したメンバーの役職です。
シュンさんは「親方」
ユキさんは「大将」
晋平さんが「師匠」で、
自分は「匠(たくみ)」です。
なかなか的を射ている表現だなぁと思います。
ちなみに、この「師匠」は落語界などで師匠という言葉が使われるところから持ってきているとのことです。
師匠の貢献(?)でオヤジ度がじわじわと浸透していっているオトナバンド(あえてオヤジバンドとは言わない)「Central Avenue」。
スタジオに遊びに来る時は、寒いギャグへの防寒対策をお忘れなく。
オヤジギャグの連続攻撃にテンポよくノリツッコミやボケ、返しなどができたら「こいつ、やるな!」と目をかけられてスペシャルディスカウントが.....ある訳ないかぁ。
「コイツは見所がある。育てがいがあるぞ!」とプロデュースのオファーが来る可能性が....もっと無いですねぇ。
(変な方向にプロデュースされてコミックバンドやダジャレシンガーに、最悪の場合、芸人にされても困っちゃいますよね。)
恐るべし、オヤジバンド!(言わないとか言っているそばから、もう言っていますね。)
...脱線したので、スタジオ工事に話をもどします。
また嬉しいハプニングがありました。
以前に総監督の「親方」シュンさんが音楽製作の場用に購入していた椅子と同じものが運良くセールになっていたので、このチャンスを見逃すべからずと3脚購入しました。
実は、なかなか値段と機能がちょうど良い椅子が見つからず、セールのタイミングをチェックしながらスタジオ完成の頃にはそれなりの椅子を買おうとしばらく前から計画していたのですが、そんなに都合の良い話があるはずもなく、セールになってなくても良いからそこそこのを3脚買おうという話になったんです。
じゃぁ、ステインの返品&交換のついでに見に行ってみようかとOfficeDepotを覗いてみたところ、最後の最後でちょうど良い椅子を発見!
しかも都合が良いことにセールになっていて、予算的にもパーフェクト!
「あれ? これ見た目シュンさんの椅子に似ていない?」
その場で確認したら、なんと全く同じ椅子なことが判明!!
店員さんに聞いたところ在庫は1脚だけだったのですが、隣町のOfficeDepotに4脚ストックがあることが分かり、その場で3脚を抑えてもらって急いで買いに行きました。
結果....
嘘〜!?って言いたくなるぐらいにパーフェクトな買い物となりました。
まるで、最初から同時に4脚買いそろえたかのような見た目に...。
なんとも恵まれすぎていると言うか、ありがたい運びとなりました。
さてさて、本当なら最後の行程としてレコーディングブースのドアに取り付ける防音用の薄いパネルを作る予定なのですが、それは今後の動向次第となりますので、テストレコーディングなどを通じてしばらく様子を見てみようと思います。
次回からは、テスト運転のステップに入ります。
そういうことで!
Central Avenueのスタジオ工事は遂に終了!!
スタジオ完成となりました!!
(...多分。)
スタジオ完成の予想図と見比べてみても遜色ない出来栄えですよね。
これには当事者の僕も本当に驚きました。
暖かく見守って下さったみなさん。どうもありがとうございました!!
顔を見るたびに、「スタジオ工事はどうなってるの?」って聞いてたみんな、やっと完成したよ!
今後はこのスタジオからの音源製作の様子をお届けすると同時に、自分達だけでなく、みなさんに気軽に使っていただけるように色々と試行錯誤していこうと思います。
せっかくですから、色んな人達とこのスタジオを通じて素敵な音楽を発信したり、交流の輪を広げていけたら良いですもんね。
音源の製作だけでなく、情報の発信スポットとしても機能していけたら良いなぁ。
最初は2〜3ヶ月で終わるんじゃないの?なんて話で始めたスタジオ工事。
結局完成まで8ヶ月を費やすこととなりました。
当初の予算も軽くオーバーして、費用は初期計画の4〜5倍に。
えぇ、みんなで1万ドル以上つぎ込みましたよ。
でも、「大将」ユキさんの小さな思いつきは、その数百倍のクオリティとなって実現することとなりました。
1人の夢が今や4人の現実に!
そして、そのスタジオをもっと多くの人と分かち合って、大切に使ってもらえたら、そこから生まれる音楽を多くの人に喜んでもらえたら、その夢は計り知れない価値になるのではないかと思います。
オトナになってもいつまでも夏休みの少年の心を、ドキドキワクワク感を持ち続けているメンバー達の手作りのスタジオです。
テスト運転を終えたら、お披露目パーティーでもできたらいいなぁってみんなで話し合っています。
その時には、Facebookでお伝えさせてもらいますので、僕達の秘密基地にぜひ遊びに来て下さいね!
みなさんが遊びに来てくれるのをメンバー一同心待ちにしつつ、その日を迎えるためにテスト運転に入ります!
(後日談:残念なことにスタジオのテスト段階のままお披露目することはなくなり、パーティーのプランは立ち消えとなってしまいました。)
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