人生の半分を一緒に過ごしている相棒

Central Avenue

日本はもう新年ですね。
LAはまだ2012年です。

今年はCentral Avenueブログが開設できて、不定期ながらもバンドのニュースをお届けできるようになれて嬉しいです。

記事だけでなく音はまだかと思ってくださる方もいらっしゃると思います。

2013年は僕たちの念願の音源の公開ができるように更に加速していこうと思っていますので、これからも僕達の地道でスローな活動を楽しみにしてくださいね。

さて、今日は大晦日。

来年の好調なスタートが切れるように、半年ぐらい前から気になっていたピックアップの交換をしてみました。

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レコーディングでバリバリ使ってるこのギターです。

今までリアに使っていたDuncan JBjr.が今ひとつイメージと違ってたので、それをフロントに持ってきて、リアにeBayでゲットしたLittle ’59をセット!アンプに通して弾いてみたら、とってもイイ感じ!

フロント&ミドルに比べてリア用はポールピースの間隔が少し広いので多少のズレが生じてしまっているのが惜しいところですが、(買う時にそのことを忘れていたので仕方ありません)SSHからHSHになってセンターのシングルコイルの存在感が際立って、これが欲しかったんだ!っていうぐらいのフィーリング!

19際の夏に土方焼けしながら手にいれて、かれこれ20年以上の仲のギター。

買ってから5年後ぐらいにメインの座を譲っているとは言え長い付き合いのはずなのに、今ひとつしっくりといかない間柄。

でも、今回のピックアップ交換でやっと分かり合えたような気がしました。

20年も一緒にいたのに、その声を聞こうとしていなかったのかもしれません。

20年も待たせちゃってゴメン!

買った時は新品の普通のギター。
塗装は剥がしちゃったし、フレットもすり減ってるし、中のパーツは交換しまくってオリジナルじゃないし、ピックアップも幾つも変えてきて、しまいには海の向こうにまで引っ張り出してるし…思えば色んな我儘によく付き合ってくれたものです。

自分のみっともないギタリスト人生を一番知っているギター。

お金がない時でも絶対に手放せなかったギター。

見た目は汚いし、ピックアップの色も不揃いになっちゃったけど、それが妙に自分にお似合いのような気がします。

そんな不恰好なギターの音が自分がイメージしている音に急に近づいたのが、なんだかとっても嬉しいです。

スタジオで使うにはまだノイズ対策が完璧ではありませんが、自分の音の確立に大きな手応えを感じています。

本当はミニスイッチを付けて、フロントとリアを単体でタップさせて使おうと思ったんですけど、ピックガード裏でパーツを乗せている金属板に穴を開ける道具が無かったので、とりあえず今回はピックアップの交換だけにしました。

次の改造プランに保留させておいて、しばらくはこの状況の音を把握していきたいと思います。

来月には日本に仕事に出かけている凄腕ギタリストのタマさんがこっちに帰国します。そしてタマ師匠オススメのペダルを手に入れられるようにお願いしてあるんです。

Yukiさんがナイロンガットの音で自分自身のスタイルを確立し始めているように、僕もバンドサウンドの中での自分の音の確立を「今」する必要があると感じるんです。

エンジニアリングの勉強は必須ですが、プレイヤーとして成長することでもバンドを前進させていかないとなぁと思ってます。

ピックアップの交換でグレードアップしたギターと、新しくやってくるペダル。

2013年のバンドの飛躍を目指して、ギタリストとしての向上に想いを馳せる2012年の大晦日なのでした。

2012年はバンドにとって意識改革と今後の道の分岐となる1年でした。
2013年はCentral Avenueを更に前進させるべく、メンバーみんなで頑張って行きます。ぜひ楽しみにしていてくださいね。

P.S. メインのギターはその時々の演奏スタイルによって変わるのに、セカンドギターは常にこのストラトっていうのも面白い話ですよね。

男にとって、ギターと女性の付き合い方は一致するなんて話を聞きますが、ちょっと納得してしまうのはなぜなんでしょうねぇ?

きっと自分は奥さんの声に耳を貸さないダメ夫タイプですね。

(オヤジバンドブログ「Central Avenue in Los Angeles」から転載しました。)

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