昨晩はShinshiさんCAN-ZO’卒業後の演奏初回となりました。
はい、Riocatoの1人演奏の門出です。
お客さんがいなかったら寂しいなぁとか、全然聞いてもらえなかったら辛いけどそれもまた自分の実力だよなぁなどと考えてましたが、お客さんの入りも良く、会話や食事が弾む中での演奏となりまして、楽しいお酒の場に少しは貢献できたようで、ホッと胸をなで下ろしています。
当面の間はチップはまだもらえないだろうと思っていたのですが、お客さんから「リクエストはありですか?」「あの曲できますか?」などと幾度も声をかけていただき、現在の自分の力量にしてはまずまずのチップをいただくことができ、悪くないスタートを切ることができました。
良いお客さんに恵まれました。本当にありがたいことです。
まだまだ思うように演奏はできていませんが、もっともっと楽しんでもらえるように、またお店に足を運んでもらえるように精進していこうと思います。
いやぁ〜、しかしですね、自分が1人でお店で人前で弾き語りだなんて、数年前には考えられないことでしたよ。
そんなの、言ってしまえば「いつかできたらいいなぁ〜」というぐらいのものでしかありませんでしたから。
自分がここまでこられたのも、多くの人に支えてきてもらえたからだと思います。
Shinshiさんをはじめ、CAN-ZO’共演OB・OGのみなさん、オーナーの大山さん、気のいいCAN-ZO’スタッフのみなさん、そして自分がCAN-ZO’での演奏に声をかけてもらえるきっかけとなった自分をサポートで使ってくれた友人達、一緒にバンドをやろうと誘ってくれた友人先輩たち、バンドや共演で一緒に演奏してくれた友人達、音楽の情報を交換しあえる仲間達、SNSで声をかけてくれるフレンドのみなさん、学生の頃からの友人、幼馴染、家族、さらに辿れば親を産み育ててくれた爺ちゃん婆ちゃん…。
本当に、みなさんの支えがあったからこその今の自分なのだと思います。
だってねぇ、人見知りが激しくて引っ込み思案の自分が人前でボッサで歌ってるんですよ。
これは、凄いことですよ。
演奏者には向かない性格だけでなく自分のダメダメさを知っているだけに、よくもまぁここまできたもんだってなもんです。
自分の昔を知る人でしたら、自分がいかに音痴だか知っていると思いますけど、その自分が知らない人から歌でいくばくかのお金をいただけるようになり始め、さらにはこの曲歌える?なんて言ってもらえるようになってきてるんですよ。
正直なところ、自分自身で「嘘じゃないの?」なんて思うほどです。
もちろんね、歌もギターもまだまだ未熟です。
そこはもっともっと磨きをかけていかないと自分自身が納得できませんので、1人演奏という得難い場をいただいたこの機会にバリバリ磨き上げていく所存です。
実際に1人になって実感したことは、まず、Shinshiさんと自分のギターのタッチの違いでした。
それによって馴染む声質が違ってくるんだなぁと、そこを改めて強く感じました。
ギターの音色と声のマッチングはこれからの自分の演奏の指針になっていきそうです。
そして、お客さんからのリクエストの傾向としてバラードものが多いのが自分にとっては意外でした。
まじっすか? 自分にバラードを歌わせちゃうんですか?
そ、そんな名曲を自分の歌でよろしいんですか?
などとね、思ったわけですよ。
ボッサ風にしてるんでレパートリーの中でもなんとかやっていけてる曲もありますが、シンガーの中でも歌が上手いと言われる人が魅せるバラードを音痴なワタクシにとはなんと大胆なことを仰るのでしょう。
でも、この人の歌声で聞いてみたいなと少しでも思っていただけたのだとしたら、とても光栄なことだと思います。
チップを握りながらされるリクエストというのはちょっと重みが違いますよね。
レパートリーも増やし、歌もギターももっともっと腕を磨いて、その気持ちに応えられるような演奏を提供できるようになっていきたい、そんな想いを強くしました。
さらに、昨日の演奏から「もっとこういうことができるようになりたい」といくつかの課題を持ち帰りましたので、今後のスタイル発展の道しるべにしていくつもりです。
いやぁ〜、1人になると色々と大変ですけど、大変な反面、学べることも多く、内容も深くなっていくものですね。
CAN-ZO’さんでの独り舞台、自分にとって大きな成長の場となっていきそうです。
そんな8月の一夜のお話なのでした。
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