せっかくSanDiegoに来たのですから、演奏が終わったら帰るだけなんて勿体無いですよね。
そこはツアーコンダクターのジュンさんが素敵なプランを用意してくれていました。
なんと、SanDiegoにはアシカが目の前で見られるビーチがあるのだとか!
そんなわけで、アシカを見にビーチへ出発です!!
ホテルから車を走らせること20分ほど、賑やかでおしゃれな街並みのすぐ裏に緑の芝生が広がる公園とビーチがありました。
サンタモニカやベニスビーチのビーチと違って自然が感じらるというか野性味があるというか、とても雰囲気のいいところでした。
水も青く澄んでいて、LAとは随分と違うもんだなぁとSanDiegoという街の意識の高さや素晴らしさを感じました。
車で2〜3時間の距離でしかないのに、こうも違うものなんですね。
日曜日の午後の太陽がさざ波に照り返り、打ち寄せては消えていく白い波、潮風渡る芝生の緑、青く澄んだ海と白い砂…。
なんて贅沢な日曜日なんでしょう。
本当の贅沢って自然が自然なまま残っていること、そしてそれが当たり前に存在していること、そしてそこに人が調和を保って暮らしていけることなんじゃないかなって思います。
「あ、イルカだ!」
どうやらイルカが近くに遊びに来ているようで、ジュンさんが波間にイルカのヒレを見つけたようです。
少し離れた波間に時々見せる2〜3匹のイルカのヒレ。
ヒレだけかと思ったら、たまたまですがイルカが2匹ジャンプしたところも見ることができました。
イルカも週末でくつろぐ人達と一緒にゆったり流れるひと時を楽しんでいるかのようです。
「あれ、アシカじゃない?」
ジュンさんが指差す先、砂浜に細長い岩が並ぶように見えましたが、どうやらそれがアシカのようでした。
あまりの動きのなさに「え?あれなの?」って感じでしたが、近くに行けば分かること、みんなでアシカに向かってワクワクしながら歩みを進めました。
崖の上で休むペリカンやカモメ達。
岩肌が白くなっているのは、ふ◯でしょうけど、まぁそれも自然の一部ということで。
アシカの休む入江が近づくにつれて波間で泳ぐアシカがいることにも気が付きました。
浜に上がったアシカ達はすっかりくつろいでいてお休みモード。
なるほど、それなら動きがなくて岩のように見えたのも納得です。
お母さんと子供が一緒に波から上がってきたり、砂浜でお乳をあげていたり、すっかり安心仕切っているアシカ達にほっこりさせてもらうと同時に、地域の人達や観光の人達のモラルの高さを感じました。
いつまでもいつまでもSanDiegoのアシカ達がこうして安らいでいられるようにと思います。
入江の岩の向こう側に回ってみたら、なんと手が届く距離でアシカ達が昼寝をしているではありませんか!
これは砂浜に降りてアシカを間近で見るしかありませんよね。
ずいぶん長い間昼寝しているのでしょうか、すっかり毛皮が乾いていて、いかにも哺乳類という感じ。
もうね、醸し出す雰囲気が昼寝する犬と変わらないです。
それにしても気持ちよさそうに寝るもんですねぇ。
あくびなんてしちゃったりして、もう週末のおじさんそのままです。
人間が手を出さないことをアシカ達も分かってるんでしょうね。
そのうちに、海から上がって砂浜までよっこらよっこらとやってくる親子アシカまで現れました。
「え?どこ行くの? こっちくるの?」
なんて感じで周りの人達がアシカのために場所をあけるような、そんな微笑ましく優しいSanDiegoのビーチでした。
野生の動物が人の眼の前でも安心してお乳を子供に与えられる。
そんな奇跡のような光景が見られたSan Diego日帰りバスツアー、とても充実した日曜日を過ごさせてもらいました。
そろそろ家路につく時がやってきたようです。
夕日を眺めながらオレンジのバンが僕達のホームグラウンドのLAへと駆けてゆきます。
フリーウェイは夕暮れから月が照らす夜へと移り変わり、そろそろお腹がガソリンを入れろとアピールしだす頃。
バンのガソリンを入れたら、そっちもガソリンを補充しないとですね。
バスは今日の主役のCanaeちゃんが以前に暮らしていた街、Costa Mesaへ。
なんでも美味しいラーメン屋さんがあるのだとか。
前回のツアー同様、今回のツアーも締めはラーメンです。
締めはラーメン……。
分かる人は分かる的なうちわなネタですが、Three of Usさんのステージが目に浮かびます。
キンキンに冷えたビールグラスを手にみんなで乾杯。
「お疲れ様でした〜、ありがとう〜。」
素敵な日曜日の夜は冷えたビールと、美味しいラーメン。
お腹いっぱいに舌鼓を打った僕達は、San Diegoのアシカ達のようになっていました。
今日の演奏で気がついたこと、学んだことをそれぞれの胸に秘め、日曜日のアシカ達はSilver Lakeへと。
オレンジのバンは1日が始まった終着点に無事に着き、素敵なバスツアーはたくさんの想い出となって幕を閉じました。
Canaeちゃん、ジュンさん、素敵なツアーへのお誘いをありがとうございました!
そして、こんな長々とした駄文にお付き合いくださったあなた、最後まで読んでくれてありがとうございます。
相変わらず短い文章にまとめるのが苦手な僕ですが、このツアーがあまりにも楽しく、素敵で、そして演奏したメンバー全員にとって価値のあるステージだったので、これをそのまま時が経つのと共に薄れていく記憶にしてしまうのがもったいなく感じられたのと、親しい人達にも楽しんでもらえたらいいなぁとこうして僕達のストーリーをシェアさせてもらいました。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
さて、ライブも終わったし、その模様もこうしてお届け終わりましたし、明日は日曜日、ゆっくり休もうかなぁ〜。
…と、いきたいところなのですがサイトの制作が終わるまでは作業作業の日々が続きますし、実は今回のリハ期間中にアッちゃんから連絡が入りまして、スタジオが音を出せる状態まで進んだから遊びに来ないかと誘われ、明日アッちゃんスタジオに行ってくる予定です。
スタジオの状態が整ってきたとなれば、活動休止中のあのバンドが動きだす時期が近づいてきたということなのでは!?
今回のライブでスキルアップしたベースに磨きをかけていく場が動きだすのでしょうか。
CAN-ZOでの月曜日ギターデュオも色々と工夫していきたいところですし、なんか、今年もノンストップな一年になりそうですねぇ。
さてさて、「アシカとくつろぐSan Diego日帰りの旅」これにて終幕です。
最後にもう一度、最後まで読んでくださってありがとうございました!
コメント