この前の火曜日はKaoruちゃんの演奏をCAN-ZOさんに観に行きました。
KaoruちゃんとShinさんという珍しい組み合わせにMayuちゃんがゲストシンガーで、MayuちゃんのプロデューサーのRyoさんがたまたま日本から来ていてギターで参加という一期一会的なメンバーでした。
...と言うのも、Mayuちゃんがもう日本に帰ってしまうからという...。
こっちにいるとこういうお別れがつきもの。
親しくなっても帰国で離ればなれなんてしょっちゅうですね。
バンドを組んでもメンバーの帰国で消滅。
才能あるシンガーに出会って、一緒に何かしていきたいなぁと思っても突然やってくる帰国の一報...。
ふぅ~。
まぁ、人生とは行き交う旅人達が織りなす瞬間瞬間のドラマの積み重ねのようなものですもんね。
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」
松尾芭蕉の言葉が思い出されます。
色々な友人との別れを寂しいと思えるだけでも幸せな事かもしれないなぁと思います。
また、寂しいと思ってもらえる友人がいるということも幸せな事なんだろうなって思います。
そんなMayuちゃんの熱唱がとても印象的でした。
友人達から花束をサプライズでもらったりね。
一期一会なんだなってしみじみと思う、人生のヒトコマを思わせる夜でした。
Ryoさん作曲の彼女のオリジナル曲も聴くことができて、見に来て良かったなぁと思いました。
Mayuちゃんはいったん日本に帰国した後に今度はNYへと飛び立つそうです。
これからも続く彼女の奮闘と発展をFBから応援させてもらいたいと思います。
Shinさんはさすがに巧いですね。
ギターも歌ももちろんですが、場の空気を自分のものにしてしまうのが凄いなぁと思いましたねぇ。
Ryoさんのザクザクっとリズムを刻む姿もカッコ良かったです。
Kaoruちゃんのスキャットもなかなか板についてきたなぁ~という感じで、シンガーとしての成長を感じました。
KaoruちゃんがMCでShinさんの事を「ミュージシャンとして常に成長しているのが凄い」とコメントしていましたけど、Kaoruちゃんもですね。
友人ミュージシャンのライブってそれぞれのメンバーの成長が楽しみな部分ってありますよね。
自分も音楽面だけでなく、そういう面でも見に来てくれる人を楽しませてあげられたらなぁと思います。
頑張っている人を見るのって清々しい気分になりますし、励みになりますよね。
もちろん渦中の本人は楽な事ばかりではなく、辛い事や苦しい事の方が多いでしょうけど、それでも継続していて、少しでもステップアップしようとしているその姿勢に深い感銘を受けます。
うん、自分も頑張ろうって素直に思えますよね。
しかし、楽器というのは本当に面白いものですよね。
アコギなんて構造はそんなに変わらない、言ってしまえば、ShinさんもRyoさんも弾いているのは同じ楽器です。
でも、音やリズムアクセントに対するアプローチがそれぞれに異なり、全く違うスタイルの演奏になっていきます。
当たり前な事なのですが、やっぱり面白いものだなぁと思います。
お2人の演奏を見ていて、やはりプロはタイムキープの安定力と譜面への対応力、音をキャッチする耳が大切なんだなぁと再確認する想いでした。
自分も頑張らねば~!
さてさて、異なるスタイルのお2人の演奏を見て感銘を受けると同時に、自分の演奏スタイルの確立というものがふと頭をよぎりました。
まぁ、ベースでは自分にはそれは必要ないと思っているのですが、ギターとなると楽器の性格上やはりそういうものも大切になってくると思うんですよね。
だって、ベースよりも色んな事ができますし、音楽のジャンルによって色んな演奏スタイルやアレンジ、アプローチがありますし、その全てを網羅する事なんて不可能です。
じゃぁ、その中から自分の好きなスタイルをピックアップするとってなると、自然と目指すスタイルも見えてくるものですよね。
いつかそうなれたら良いなぁと漠然とイメージしていたスタイルがあるのですが、お2人の演奏を見て「よし、やるか!」と火がつきました。
実はベースでの演奏経験や日々の練習も自分が目指すギターの演奏スタイルにとても役立っているんですよね。
色々とうまい事つながってるもんだなぁと「事の流れ」の面白さに感心する想いです。
それをきちんと提示できるようになるまではまだまだ時間がかかりますが、少しずつ実際の演奏や曲へのアプローチ、アレンジに取り入れていけたら良いなぁと思います。
そういえば、つい先日また歳を1つ重ねました。
また新しい1年のスタートです。
そしてギタリストとしても新しい世界に向かって一歩を踏み出しました。
ここからは誰かの道をなぞるのではなくて、自分の足で大平原の地平線の向こうに見える光を目指して歩いていくステージです。
長い旅になりそうですし、まぁ、景色を楽しみながら一歩一歩を楽しみながら積み重ねていきましょうかね♪
いつか、その旅の過程をみなさんに楽しんでもらえたらなぁと思います。
そんなこんなで新たなステージの始まりを感じる2015年の誕生日なのでした。
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