ちょっと今日は久しぶりですし、ライブも終わってほっとしてるんで調子に乗って連投しちゃいます♪
(すいません、調子に乗りすぎちゃったんで相当長いです。)
本番前1週間ほど体調を崩していまして、当日のコンディションは怪しいなぁと思っていたのですが前日に気合を入れて爆睡をし、全快とは言えませんがなんとか体調を維持したまま会場入りができました。
Happa Restaurantに着いたらベースアンプがちょうど良い位置にセッティングされていまして、これを移動させて小さいベースアンプに変えるのもどうかなぁと思いまして、Gregさんにアンプをお借りすることにしました。
見た目的にもその方がステージ映えするでしょうしね。
なんちゃってベーシストの自分は実はベースアンプを持っていません。
ライブのたびにAt Starのアッちゃんに貸してもらっています。
実は前夜にわざわざアッちゃんがハリウッドのアパートからダウンタウンのスタジオまで来てくれてアンプを貸してくれていたんです。
アッちゃんの厚意に感謝しながらも、今回は大きなサイズのアンプをトライさせてもらうことにしました。
後でアッちゃんから「なんだよ〜、せっかく取りに行ったのに〜。」って突っ込まれまくったのは言うまでもありません。
いやぁ〜、ごめんごめん。(^^;
会場でお借りしたアンプですか?
名前は忘れちゃいましたけど、いい音してましたよ。
さすがにそれなりのサイズのアンプだと背中にボンッていう音圧を感じますね。
うん、これは気持ちいいです。
リハ中にも時々喉がひっかかる感じはありましたが、熱っぽさはもう無くなっていました。
回復したのか、それとも本番前でアドレナリンが回り始めていたのかは分かりませんが、とりあえず、これで本番のカウントが始まればあとは集中してしまうので今回は無事に乗り切れるなと安心しました。
リハも終わり、本番まで30分ぐらい空きができました。
さて、今度は次の問題が…。
腹減ったなぁ〜。
考えてみれば、一昨日からスープにサラダ、お粥ぐらいしか食べていないんで、ちょっと動くとお腹が空いちゃうんですね。
演奏直前にお腹いっぱい食べるのは良くないと思いますけど、空腹すぎるのもまた困ったものでして、以前に空腹状態のままステージに立ったことがあるんですけど、やたら指が震えたんですよ。
あれ〜、そんなに緊張してるのかなぁ〜と思ったら、空腹で力が入らない状態になっていたという。
(^^;
いやぁ〜、あれは酷かった。
ピッキングがかなりバラつきましたからね。
これはまずいなぁ〜っということで、コーヒーを飲みたいなぁとつぶやいたKaoruちゃんに便乗してMarukaiのManmoth Bakeryにコーヒーとサンドイッチをゲットしに行きました。
今にして思えば、これが功を奏した気がします。
ほどよく胃が満たされ、コーヒーで体が温まり、カフェイン効果で目がシャッキリ!
あ、前日に寝まくっていたんで眠気は無かったですね。
空腹だと消化消費するエネルギーが無いんで体温が下がりますよね。
エアコンと夜の空気、しかもGlendaleよりも気温が低い海風が吹くSouthBayエリアなのでやっぱり体は冷えていたのですが、コーヒーとサンドイッチで体が落ち着いたようです。
みんなが本番前に集中力を高め、多少の緊張感を感じ始めるころ、自分は一人で安心していました。
「あぁ〜良かった〜、今日はステージに穴を開けなくて済んだぞ〜。」
なんとか通常の状態まで持ってこれた、それだけでももう成功です。
本番中のミスなどはつきものですが、とりあえず、体調も集中力も維持してステージに臨めそうなところまできた。
あとは気負いすぎずに、きちんとPhilのドラムを聴いてゆったりと構えられれば、そんなに酷いことにはならないはず。
良かった〜。
なんか変ですよね?
演奏が始まる前に、もうすでに半ば演奏後のような心境になっていました。
そんなこんなで、緊張ではなく安心感を持ってステージ開演を迎えることになりました。
まぁ、次回はやっぱり緊張するんでしょうけどね、
でも、こういう体験もいいものですね。
さて、本番です。
オープニングの曲ではベースがPreChorus(日本でいうところのBメロ)の部分までないこともあって今回は自分はちょっと照明をいじってから演奏中のみんなのいるステージに合流することになっていました。
そのせいなのか、ステージに立ってカウントを待つあの開演の緊張感を感じることもなく、またここでも普段着のままステージにあがるような心境でベースを構えました。
もう歌が始まっているのですが、「あ、譜面がリハのままだった」と気がついたので譜面をペラペラと戻し(なぜかここでも不思議に落ち着いていました ねぇ。焦っても良さそうなものなんですけどねぇ。きっとシンプルな曲だったから助かったんでしょうね)、プリコーラス(今度はカタカナで書いてみます)が 来るのを待ちます。
最初の音ってとっても大切です。
その最初の音、最初の小節がきちっといければ最初の難関はクリアです。
しかも、その曲ではベースのロングトーンでドラマチックに演出するんで、そこがコケたら台無しです。
はい、深呼吸〜。
ポイントはタイミングと音量。
ドォォォォォ〜ン♪
イイ感じで曲に入れました♪
本当にね、最初の音が納得の音になるか、いまいちな感じになるかって大きな違いです。
よし、今日はこれでいけるなって思った瞬間です。
ツカミは良かったのですが、まだちょっと走ってしまう癖がありテンポキープがバシッとはいきませんでしたが、それでも1回目のライブよりはマシになったと思います。
さて、リハではボーカル、キーボードのモニターチェック、全体の音量バランスのチェックを入念にしたのですが、やっぱりガラガラの状態でやるのと満席の状態で実際に演奏するのとは違いますよね。
キーボードがあまり聞こえずに、しかも普段よりもパワーのあるベースアンプで背中に音圧を受けながらの演奏。
下手すればギターの音さえ自分の立ち位置では掻き消してしまいそうです。
「へぇ〜、やっぱりこれぐらいパワーがあるとこうなるんだなぁ〜。
こういう環境にも慣れていかないとだなぁ。」
演奏しながらでもこうやって落ち着いて考えられてるのは、ドラマーのPhilが安定していてくれることを知っているからこそですね。
ほかのパートがたとえそんなに聞こえなくなったとしてもキックとスネアとハイハットさえ聞こえていれば大丈夫。
そこから先はベーシストの責任です。
残念ながら自分はまだまだリズムがタイトじゃないので、所々走ったままだったり、キメがぶれたり、速いテンポでは指が追いつかなかったりと歯がゆい 想いをしましたが、それでも2回目だけあって、それなりにブレも小さくなり、修正も少しずつ効くようになってきているように感じます。
前回は、このメンバーと一緒にステージに立ってて本当に良いのかなぁなんて思ったものですが、あれからまた何回かリハをしているだけあって馴染んできたようです。
やっぱりあれですね、メンバーで馬鹿なことを言ったりして笑いあった数の積み重ねなのかもしれませんね。
演奏を重ねた数で技術的な面は磨かれますけど、メンバー間の信頼感とか連体感ってそういう何気ない時間の積み重ね、一緒にいてその存在を感じている時間の積み重ねが大切なんだなって思いました。
演奏前にみんなで外のベンチで何をするでもなく本番をまちながら過ごしてたんですけど、その時の気分でステージに立てていました。
うん、本当に良いメンバーだなぁ。
横にはPhilがいてビートを生み出し、その向こうにはリズムを刻む指揮官のPoloさんがいて、目の前には音に浸るKaoruちゃんがいて、ス テージの一番前には元気いっぱいに歌うCanaeちゃんの背中。そしてその向こうにはライトの向こうの暗がりに見えるたくさんの笑顔。
うん、良い景色だなぁ。
みんなの音を繋ぎ合わせ、ステージと客席を満たすベースの低音。
これはイイなぁ〜。
音楽やその時の想いに浸りすぎちゃうと曲の進行を見失っちゃうんで、それを予防するためにも視線は譜面台に落としていますけど、実は見ているようで見ていなかったりな感じで慣れている曲の場合、意識はほとんど耳や指先、体に行っています。
重要な部分以外だと楽譜は視界に入っているだけで、みんながどこにいるかを感じながら、演奏のノリを感じながらあとはその波間をゆらゆらしている感じです。
写真では距離が離れていますけど、演奏中はビタッとすぐ近くにいるような感覚です。
(むしろ写真を見て、こんなに離れてたんだってビックリしました。)
時々、波に乗り損ねて「おっと、いけね!」ってなっちゃいますけど、気持ち良く揺られている時は、「ふ〜ん、ふ〜ん、ふ〜ん♪」と鼻歌を歌っているような気分です。
これ、楽しいんですけど、楽しみすぎるとこれはこれで危険なんですよ。
あ、進行のこと忘れてたとか、あ、譜面追ってなかったとかなっちゃいますからね。
しかも、ふっとメロディーがやってきた時にそれを表現できるのならいいのですが、それがあやふやな場合に調子に乗って挑戦するとコケちゃったりするんで、その見極めと遊んじゃいたい誘惑をこらえてどっしりと地盤の安定に専念するバランス感覚も大事だなぁって思います。
特に、ベースならなおさらです。
ベースがこけたら演奏がコケちゃいますから。
いやぁ〜、本当に責任重大ですよ。
理想は思いついたメロディーをきちんと表現できて、ノリとニュアンスが生き生きとしている演奏なんですけど、それは遥か遠い先の話。
まだまだ練習不足、日々の修練で少しずつ身につけていくしかありませんね。
でも、こうやってみんなで過ごす時間をもたせてもらえるのは本当に幸せなことだなぁって思います。
そして、そんな僕たちを暖かく見守り、その演奏を楽しんでくださっているオーディエンスの皆さん、協力者の皆さんに本当に感謝しています。
見に来てくれたミュージシャンの友人達。
僕たちの演奏に興味を持ってくれて本当にありがたいなぁって思います。
今後、さらに成長して、素敵な演奏を届けられるようになれたらなって思います。
演奏中、時々ケホッとなることもありましたがハーモニーも問題なくこなすことができ、いくつかのミスはありましたが、概ね大きな失敗に至らずに演奏を終えることができました。
あぁ、最後の曲のベースソロは最悪でしたけど。
延々オクターブ奏法をして指が半分つった状態でのベースソロなんて公開処刑ものですよ。(T^T)
まぁ、それをキメられないのが今の自分のレベルなんだなって思います。
まだまだですねぇ。
演奏が終わった時点で思ったよりも元気だったんで、ちゃっかりミュージシャンディナーをいただいちゃいました。
音楽話に夢中になっていたんでそんなに食べられませんでしたけど、一月にわたった集中状態と最後の体調不良のなかの悪戦苦闘へのご褒美ですね。
美味しくいただきました。
さて、今日はちょっと演奏中の心境や客席からは分からないであろう演奏者視点からのステージの模様の一例をお届けさせてもらいました。
音楽を聴くだけの方が、演奏中の雰囲気をまた少し違った視点から感じたり、演奏者の息づかいをもっと身近に感じられたりするようになるお役に立てたらいいなって思います。
演奏者の息づかいを感じながら音楽を浴びることができるのってライブの醍醐味ですもんね。
Canaeバンドの演奏が次はいつになるか分かりませんし、その時にベーシストがまた自分だという約束もできませんが、またCanaeちゃんのス テージがある時にHappa Restaurantの美味しい料理を楽しみながらアットホームな雰囲気で音楽を楽しんでもらえると嬉しいです。
お越しいただいたみなさん、ありがとうございました。
見に来られなかった方、こんな楽しいライブでした。
そんなこんなの異常に長いライブレポート、最後までおつきあい下さりありがとうございます。
結構、時間拘束しちゃいましたよね?
ごめんなさいね。 (^^;
でも、機会があったらぜひ見に来ていただけたらと思います。
こんなに書きたくなるぐらい楽しいライブですし、良いメンバーですし、素晴らしいオーディエンスのみなさんで過ごす楽しい夜になりますから♪
P.S.
ライブから一夜明け、Poloさんは風邪をひいてしまったようです。
一体、誰がうつしたんでしょうねぇ。
みなさんも、くれぐれも体調を崩すことなく素敵な年末をお迎えくださいね。
ではでは♪
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