一山超えたら、また次の山

創作活動

今まで手がけていた3ピースバンド生録音のミックスが先週やっと終わりました。

ドラムの録音が上手くいっていなかったので、そこをそれなりに聴けるようにするのに相当手こずりました。

最終的には1曲だけ納得のいかないものとなってしまいましたが、他の2曲はそれなりのものになったと思います。

バンドメンバーもスタジオ録音初挑戦、自分も生バンドの録音とミックスに初挑戦という事で試験的なプロジェクトでしたが、メンバーのみんなには喜んでもらえたようです。

音源を公開する事はないと思うのでみんなにお聴かせする事はできませんが、今回僕が学んだ事を今後の自分の音源製作に反映させていくつもりですので、来年辺りから公開されていく(と思うんですけど...)Riocato製作音源の質の向上を感じていただけたらと思います。

さて、やっとプロジェクトが1つ終わったので、次のお待たせプロジェクトに取りかかろうと思います。

それは、友人アーティストの曲のアレンジ!

その曲は彼のオリジナル曲の中では異彩を放つほどポップでキャッチー、アレンジ次第ではとても人気のある曲になるんじゃないかなぁと彼のライブを見ていて思っていたんですよね。

彼自身はそれほど気に入っている曲ではないみたいなのですが、それをそのまま放っておくのは可能性のある原石を磨かないでおくのと一緒だという事で、そのアレンジを今回担当することになりまして、しばらく前から色々とアレンジのリサーチをしていました。

彼の好みのアレンジと好きなジャンルを踏まえつつ、さらには彼のアーティストとしての新たな側面のアピールに繋がるような方向性で考えています。

基本、「好きにやっちゃって下さい♪」って言われてるんですけどね、いやぁ〜、なかなかアイデアが出なくてしばらく煮詰まってましたよ〜。

テンポ1つとっても、あ〜でもないこ〜でもない。

ドラムのパターンも色々と試しては気に入らなくて、やり直しの繰り返し。

ドラムが気に入らないんでインスピレーションなんて湧きやしない。

いやぁ〜、困った困った。

数週間、産みの苦しみにもがいておりましたよ。

色々とやってはみるものの、試したアイデアはどうもしっくりこないし楽曲としてチグハグ、各楽器の存在意味も無いし、何をしたいのかが見えないアレンジ。

あかん〜、こんなの聴いても誰も楽しめない〜。

目指す音楽性、歌詞とメロディーとアレンジの融合具合、彼の希望する世界、自分の音楽的嗜好やストックの中で色々ともがき、自分の能力の無さを痛感しながら探し続ける漠然としつつもハッキリとは見えてこないイメージ。

もうねぇ〜、本当にねぇ〜、自分の凡才さや身の程知らずを嫌っていうほど見せつけられますよね。

心がポッキポッキと折れまくりです。

心が折れたよ保険とか欲しいぐらいですよ。
そうしたら、まず間違いなく大金持ちになっちゃいますね、自分。

こんな感じで諦めの悪いうえに能天気なワタクシです。

「きっとなにか鍵があると思うんだけどなぁ〜、それが見つかればそこからパァ〜っといくような気がするんだけどなぁ〜。」

今までこんなこと数えきれないほど体験してるんで、ある意味、慣れっこです♪

ちょっとした閃きからドラムが納得いくものになったのですが、そこからもまた悪戦苦闘。

煮詰まった時は、まずシンプルに♪
自分に捕われずに、もっと柔軟に♪

そんな訳でして、シンプルかつ意味があるパート作りを心がけ、なんとか煮詰まり状態から抜け出し、ギターのパートが生まれました。

しかし、山を越えたらまた次の山が見えるように、今度はピアノのパートで行き止まり状態に!

はぁ〜、自分の範囲外の楽器だけにこれは本当になんともしようがありません。

ピアノなんて入れなくても良いじゃん、ギタリストなんだからって思うでしょ?
でもね、そこはアレンジャーとしてですね、どうしてもこの曲にはピアノがあった方が良いなって思っちゃうんで、そこはなんとかしたいかなぁと。

アレンジの参考曲を聴きまくり、なんとかヒントは無いかと藁にもすがる想いでヘッドホンでヘビーローテーション。

「これだ!」

来ました〜!

やはり鍵は「シンプルかつ意味がある」でした♪

ヒントを見つけてからは、ピアノのパートがほいほいっと出来上がりました。

はぁ〜、良かったよ〜。

その流れでイントロ、エンディング、中間部の方向性も固まりました。

よしっ、いい傾向だ♪

さて、今日はエレピをいじって、装飾系の楽器を入れて煮詰めていこうと思います。

ここまで出口の見えない状態だったけど、やっと光が見えてきたかな♪

結局、苦しみよりもその先が見てみたい「好奇心」のほうが勝っちゃうんですよね。

はいはい、苦しみも喜びの一部ですよ〜って事ですねぇ。

そんなこんなで、ライブを控えつつもアレンジに打ち込む9月の朝なのでした。

さてさて、今日はどこまで進められるかなぁ〜?

なぜヘッドホンでヒントを見つけられたのか、気になる方はこちらの記事もどうぞ。

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