僕の宅録の歴史 その3

創作活動

時代遅れの中古のPCと
安くて機能の少ないDTMソフトに
平均的なサウンドカード。

これでDTMを始める環境が整いました。

曲はすでにいくつも書いてきているので、
あとはソフトの使い方を覚えるだけです。

薄いマニュアルと本を読みながら
大体の流れを把握したら、
あとは実際に曲を作りながら覚える方が早そうです。

そこで、新しく曲を書いてみて
それを録音してみる事にしました。

まずはリズムトラックから作ってみよう!

そして、ポチポチとデータを入力して鳴らしてみました。

スピーカーから聞こえてくる音は!!

うわ! 安っぽい!!

そうなんですよね~、内蔵のMIDI音源だけでは
ピコピコ音楽みたいなものしか出来ないんですよね。

MIDIっていうのは色んな音楽機材やコンピューター同士で
音のデータをやり取りできるようにする規格です。

MIDIのデータは実際の音色ではなくて
「何々の音色を使って」
「どの音の高さで」
「どの瞬間から」
「どれぐらいの間鳴らす」
というような指示を扱います。

実際に発音される音色は、
MIDIデータを処理する機材に左右されます。
ですから、同じMIDIデータでも再生するPCによって
実際に鳴る音は違います。

また同じデータをPCとMacで再生しても違います。

基本的にコンピューターはMIDI音源を内蔵していますが、
それは音色も限られていて、
音楽的に聞かせるのにもかなりの作業が必要となります。

DTMにチャレンジしてみたは良いものの、
本当に、ただ音がしているというだけの
なんとも味気ない音色に僕はがっかりしました。

ソフトに内蔵されている拡張音源を使っても驚く程の変化は無く、
僕が思い描いていたDTMのイメージはガラガラと崩れていきました。

現在のソフトでは色々な音源が予め用意されているものが多いので
こういう事は無いと思うんですけど、
当時のソフトやPCの性能では
ましてや最先端のものではないのなら
これが当たり前の時代だったんですね。

DTMソフトは曲のデータを扱うもので
音色は別に用意するというのが当時の主流だったんです。

そこまでお金をかけられない僕は、
ギターと内蔵音源だけで曲を作りました。

QY-100とPCをMIDIケーブルで繋いで
QYの内蔵音源を使う方法もあったんですけど、
僕のPCではスペックが追いつかなくて出来なかったんですね。

PC内蔵のスタンダードMIDI音源で出来上がった曲は
聞いてみてもあんまり良いものではありませんでした。

でも、この曲を通して
音色とその表情付けが大切なんだなという事を学びました。

1つ1つの音の強弱を調節したり、
打ち込んだ音にビブラートをかけたり
ボリュームコントロールをしたり....。

音色は貧弱でも、そういう処理をする事で
音に表情を持たせる事の大切さを学びました。

でも、音色の貧弱さには泣かされてばかりだったのと
バンド活動を始めた事によって
僕のDTM熱は一気に冷めていきました。

曲を作るのもVS-840とQY-100で、出来る範囲でやっていました。

実際に、これだけでもそれなりのものが出来ましたし、
あえてPCを使うメリットも見当たらなかったんです。

数年後に、バンドのメンバーにPCを作ってもらって
Windows2000を手に入れましたが、
その頃はギターの演奏技術を磨く事に夢中だったので
DTMをするという発想もありませんでした。

そしてさらに数年後、今をさかのぼる事6年前の話....。

新しいバイト先でMacユーザーの友人と出逢う事で
僕のDTM熱は再燃するのでした。

続きはまた次回という事で...。

*僕の昔のブログ「L.A.でギターとのんびり音楽暮らし」から転載しました。

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