レコーディングに通用するギタリストを目指して

Central Avenue

昨日はオヤジバンドのドラム録音の日でした。
前日にドラムセットを組み上げて
マイクのセッティングも終わらせておいたので
準備は万全!!

...だと思っていたのですが、
予想外のマシントラブルや
12本のマイクから入るアナログ信号を
デジタルに変換する時に
レイテンシーが発生してしまうなどの
スペックのトラブルも出てきて
結局録音が始まったのは昼過ぎからになりました。

ゲストのドラマーさんは、とても演奏力のある人なので
レコーディングはスムーズに行くかと思われましたが、
僕達は改めてレコーディングの恐ろしさを
思い知らされる事となったのでした。

レコーディングはライブパフォーマンスとは
全く別の世界でした。

曲の世界を損なわないように、
曲の情感をきちんとコントロールするように、
演奏者には曲の理解力と
自分が出す音の完全なコントロールが求められます。

ギターを例にして、ギターソロがあるとしましょう。

4小節の短いソロだとします。

その4小節の中の音、1つ1つに
たった1つのピッキングミスも許されません。

ミュートが外れて余計な音が出たらやり直しです。

ビブラートをかけていて、
隣の弦に指先が当たって
コトコトとノイズが出ても録り直しです。

チョーキングのピッチが外れたらやり直しです。

音を出すタイミングがリズムから外れたら
やり直しです。

同じフレーズを2つのトラックでダブリングする時には
ビブラートのテンポが違ってもやり直しです。

もちろん、フレーズは全く同じに弾かないといけません。

そして、これらを気にしすぎて
迫力のない音になっても録り直しです。

よっぽどの上級者でないと、
すんなりとOKがもらえるような演奏はできません。

ただのデモバージョンや友達同士で聞く音源、
趣味の領域での音源制作なら問題無くても
それなりの人に聞かせる事を前提にするものは
それなりのクオリティが要求されます。

演奏者はその要求に応えられなければ
求める領域に入る事もできません。

それを、世の中に出しても恥ずかしくないどころか
人を感動させたり衝撃を与える程のレベルで
こなしているのがプロのスタジオミュージシャン達です。

彼らの演奏力は、僕らの想像を遥かに超えているのだと
つくづく思い知らされました。

良い演奏ができても、ギター本体の音色が貧弱では
そのテイクは使えません。

僕のテイクもことごとく没にされ
他のメンバーの演奏に差し替えられました。

演奏的にはOKでも、
今ひとつギターの音色にハリがなかったんです。

試しに他のギターを弾いてみましたが
僕のギターと違ってパワーがあって
高音も低音もバンと前に出てくる感じでした。

僕のギターは音色よりも機能性と
コストパフォーマンスを優先させたので
音色的には僕も満足はしていません。

ただ、そのギターを買った時にはそれで充分でした。

でも、今はこのギターでは役不足だと認めるしかありません。

もちろん演奏力が大きな違いなのは言うまでもありませんが、
演奏するギターの違いで没にされるのは
できれば避けたいところです。

今度、ギターをもう少し調整して
少しでも良い音が出せるように対策をしておこうと思います。

新しいギターが買えないなら買えないなりに
できる事だけでもやっておかないと
悔しい思いをしてしまいますからね。

それと、録音時にはメンバーのギターを借りる事も
オプションに入れておく必要がありそうです。

やっぱり、$500のエレアコでは
MartinやGibsonのギターには太刀打ちできません。

使用するギターの善し悪しで
使える使えないが分かれてしまうのは悔しいものです。

今まではギターはフレーズがきちんと弾ければ
周りの人達からは上手いと言われる環境でした。

でも、これからは違います。

僕は、レコーディングに通用するギタリストになる事を
求められる場に足を踏み入れたのですから、
その要求に応えなければいけません。

今までのギターへのアプローチを1から見つめ直して、
次の領域へ進まないといけない時期がやってきました。

パッと見が派手な演奏は今の僕には必要ありません。

難しいフレーズを何となく弾ける程度のプレイは要りません。

必要なのは、簡単な事をきちっと音楽的にキメられる事。

1つ1つの音が生き生きとしている事。

僕は練習を1からやり直す事にしました。

まずは1つ1つの音を確実に狙って出せる事。
ピッキングを完全にコントロールする事を
身につける事からやり直そうと思っています。

メトロノームのテンポもずっと遅く、
1つの音を意識して、きちんと弦をヒットして、音を確認。

今は本当にこれだけです。

でも、これが本当に今の僕には大切なんです。

レコーディングに通用するギタリストを目指して
僕の新しい冒険が始まりました。

さてさて、どこまで行けるのか分かりませんが
やれるだけの事はやってみたいと思います。

こういうチャレンジの場が与えられたってだけでも
ありがたい事ですからね♪

とりあえず、練習時間の確保と
短い時間でも効果をあげられるように
密度の濃い練習の工夫をしていくぞ~♪

*僕の昔のブログ「L.A.でギターとのんびり音楽暮らし」から転載しました。

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