虹と僕 -2006

Audio

2005年に結婚し、その年は新しい生活を築き上げていくことが第一だったので音楽活動は週末のJazzジャムトリオと先生のレッスンで精一杯でした。

しかしながら2006年に念願のMacBookを購入し、音楽制作環境は大きな進歩をとげました。

ついに僕もMacユーザーの仲間入りです。

購入に踏み切る大きなきっかけとなったのは、Macユーザーの友人がGarageBandで作ったオリジナル曲を聞かせてくれたことでした。

その音色の良さは自分が使っていたCakewalkのMidi音源やQY100を遥かに凌ぎ、しかもそれが最初から内包されている無料のソフトだと聞いて時代の進歩に驚きました。

その友人がウチにPowerBookを持ってきてGarageBandを実際に目の前で操作して見せてくれたのですが、その画面のデザインの親しみやすさ、動きの滑らかさ、使いやすさにまたまた衝撃を受け、これは自分も安いモデルでいいから手に入れるべきだと決意しました。

生活は楽ではありませんでしたがなんとかやりくりをし、妻の理解と協力を得て当時初期モデルが出て間もないMacBookを購入し、GarageBand(当時はGarageBand3)をマニュアル本を片手に勉強する日が何日も続きました。

当時のGarageBandは本当に入門編のソフトのようなもので、まだまだ本格的な音源制作ができるとは言いがたいものでしたが、無料であること、拡張サウンドカードが必要無いこと、内蔵Midi音源が素晴らしいことなどメリットが多く、また初心者がDTMを学ぶにはその機能の狭さが逆に好都合でした。

このころはもっぱらジャズばかり聴いていたので、GarageBandの練習がてらそれっぽいデモ音源を作ってみることにしました。

管楽器のアレンジの勉強はまだしていない頃だったのですが、何もわかっていない割にはよくやったものだと思います。

アメリカに来て間もない頃のハウスメイトがPowerBook G3で映像の仕事をしていたのを見ていましたし、別のハウスメイトがiBookを持っていたり、引っ越した後のハウスメイトのSoichiroさんがiMacを使っていたりと、僕にとってMacはいつか手にしてみたい憧れのマシーンでしたが、ついに自分もそれを手にすることができたのだと、長年の夢を実現させた気分でした。

いつかは自分もコンピューターで曲作りをしたいという積年の想い、時代遅れのコンピューターでもどかしい思いをしながらいつかは自分もと時代に追いつくことを信じてコツコツと努力をする日々…。

発売されて間もない初期モデルのMacBookとGarage Bandで一気にかなったように思えました。

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