2004年2月の作品です。
ついに古臭くてインターネットぐらいしか使い道がなかったWindows98からドラマーのHideさんに組んでもらったWindows2000へとステップアップしました。
と言っても、まだ時代の数歩後ろを行っている状態には変わりありませんが、なんとかそれなりに使える環境になってきました。
新しいPCを手に入れたので、以前に買って使えないままだったDTMソフト(RolandのCakewalkでした)をインストールして使ってみました。
もちろんサウンドカードも買ってあるのは言うまでもありません。
問題なくソフトが動いた時は、「自分も時代に追いつきつつある!」と感動ものでした。
ついにDTM環境に移行か!と喜んだのもつかの間、音を組んでみてもMidiの演奏がなんともチープでQY100の足元にも及ばないことを思い知らされることに。
音色の表情付けの知識がなかったこともありますが、根本的に音色の部分でかなりがっかりさせられました。
サウンドカードを買ったのにこんなものなのかなぁ。
ネットで調べてみると、いろいろと高価な音源が販売されているらしく、本格的な音作りをするにはそれらの音源ソフトも買い揃える必要があったり、もっと高機能なDTMソフトを使う必要があることを知りました。
な、なんてお金がかかる世界なんだ!
やっと使えるPCになったというのに!
自分が生活を築き上げていくペースよりも早く音楽の制作環境が進化していっていることを痛感しました。
ま、まだ全然追いつけていない…。
DTM環境はまだまだ聞くに耐える音源を作れるレベルではありませんでしたが、それでも何もしないよりはマシ、少しは練習しておこうとボッサの曲を書いて打ち込んでみました。
自分自身の音楽スタイルとして身に付けたいと数年前からボサノヴァを聴きあさっている影響や、YasukoちゃんHideさんとのジャム、そしてその後に知り合ったジャズ好きの友人達との週末ジャズジャムトリオの活動を通じて、だんだんとボサノヴァがどういうものか分かり始めていた頃でした。
今から12年ぐらい前のことですね。
そう、これが僕がボサノヴァを自分のスタイルに初めて取り込んでみた曲です。
と言っても、実はまだまだボッサのスタイルのギターを安定して弾けるほどの演奏力はなかったので、親指が担当するベースパートは弾かずに和音の部分だけを弾き、ベースパートはGarage Bandの打ち込みのベースでごまかしています。
でも、そのおかげでベースラインがギターのパートとぶつからずに自由に動かせるようになって全体がすっきりと風通しの良いものになりました。
その後、歌詞を載せて今ではRiocatoの数少ないレパートリーの中でも安定した定番ソングとなっていますが、もともとはインストものとして生まれた曲でした。
以下に当時のサイトでアップしていた紹介文を添付します。
みんなここにいるんだぞ~!
...って言う感じをイメージして作ってみました。
最初は『あの時はみんなであそこにいたっけ。』って
この曲を聴いている時に“ふっ”と想い出してもらえるといいなぁって事で
『We were there』にしようかと思ってたんですけれども,
それではちょっと淋しい感じになってしまいそうなので現在形のイメージにしました。
だから,ちょっと元気で賑やかな感じにしてみました。
でも,聴いていて疲れる感じにはしたくなかったので
さらっとした感じに仕上げてみました。
Guitarの音を何種類か使って合唱団っぽい事をしてみよう!
...が,この曲のテーマです。
ステレオで聴いてもらえると音の定位で更にわかりやすくなると思います。
最初は静かに独唱,途中から交代交代で歌をリレーして最後は大合唱。
その中をソロがメロディーを思うがままに歌うという感じをイメージしてみました。
ちょっとはそれっぽい感じが出せてるといいんですが....どうでしょう?(^^
ちなみに,最初は友人達への『お年玉』の予定だったのが延び延びになってしまい,
結局『バレンタイン』プレゼントになってしまいました。(しかも数日遅れ)
でも,みんなには喜んでもらえているみたいです。
長い時間を費やしはしましたが,『やって良かったかな♪』って思える瞬間ですね。
この曲の録音の時に初めてDTMソフトを使ってみました。
使い方もよく分からないし,ニュアンスも今までと違うので
とても苦労しました。
最初なんてセッティングさえ全く分からなかったので
PCからギターの音を出す事さえままならなかったです。
音が出たと思ったらもの凄いタイムラグ....
『このままでは録音なんてできっこないぞ!』
と心配になり,友人に色々と聞いてトライ&エラーでなんとか作り上げました。
全部PC内で作ってみたかったので外部音源は使っていません。
ただ,PCのMIDI音源だけではなんとも味気ないものしか作れませんでした。
MIDIはエディットしないと使えないんだという事を学んだ記念の曲です。
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