2002年から2003年はシーケンサーによる作曲と言っても良いかもしれません。
もちろんコード進行を用意するのは自分ですが、トラックはプリセットパターンによるものがほとんどです。
たまには、もうちょっと人の手による音楽も作りたいなぁと日本にいた頃を思いだしてギターだけを重ねる「演奏」を意識した曲を書いてみました。
せっかくナイロン弦のギターもあるのですから、それを活かさないのも勿体ないですしね。
録音はデジタルですが、音の間やタッチを大切にした小作品となりました。
ギターはこういう素朴な音楽を作るのに適していますね。
この曲も、昔のサイトからコメントを添付してみたいと思います。
『日本の梅雨』をイメージして作った曲です。
『梅雨』...ちょっと憂鬱な響きですね。
外の景色は灰色に染まっているし,服や髪は湿っぽいし,
いまひとつ,スカッとしませんよね。
でも,目を凝らしてみると,
この時期を心待ちにしていた小さな命がいたる所にひそんでいます。
カタツムリやアマガエル,アジサイの花....。
そのうえ,雨上がりの空気は澄んでいるし,虹は綺麗だし...
なかなかドラマチックな時期かもしれませんね。(^^
雨の少ないLAにいるせいでしょうか?
ふと,思うんですけど,
『梅雨』って日本人の気質を形成している要素の1つのような気がします。
繊細さや,はかなさ,静けさ,自然の流れに身を委ねること...
『動』ばかりではなくて『静』も大切なんだと教えてくれている様な気がします。
日本の自然が美しいのも『梅雨』があってこそのものなのかもしれませんね。
そう考えると,『じめじめっ』としていても大切な季節なんですね。(^^
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