LASTはSAMBA -2003

2002〜2003年のころはシーケンサーやリズムマシーンをいじっているのが楽しくて、理論書で色んなコード進行を見つけてはシーケンサーを引っ張り出して面白そうなリズムを探し、コード進行・リズム・メロディーを貪欲に吸収しようとしていました。

L.A.に移り住んでまだナイロンガットギター1本しか持っていなかった当時、ジャズギターの教則本を見ながらフィンガースタイルのコード弾きの練習をしていたら「君のギターってボサノヴァっぽいね。」とハウスメイトに言われたのがきっかけでボサノヴァのCDを中古で買い始め、ボサノヴァがサンバから生まれたことを知りました。

この曲は、After Broke Up(仮)でオリジナル曲を増やそうとなった時にドラマーのHideさんが「サンバとか良いんじゃない?」と言ったのがきっかけで、じゃぁサンバのリズムで最後はジャムってみようと強引にサンバのプリセットパターンを後半に組み入れたデモ曲です。

その後バンドに持っていってスタジオで何回かリハを重ねました。

ラテンのリズムでジャムをしたのはそれが初めてで、Hideさんのサンバリズムがタイトでそれまで聞いたこともないドラミングに衝撃を受けました。

なんとかそのビートに食いついていこうとしたのですが、僕もベースのMasa君も慣れないビートにどう絡んでいけばいいのか見当もつかず、結局この曲はモノになりませんでした。

そのせいでリハの音源は残ってなく、Hideさんのサンバドラムを残すためだけでも録音しておけば良かったと思うのですが、このデモ音源からたどれる想い出として残っているだけでもありがたいです。

デモを作った当時はプリセットパターンとギターのメロディーしかなかったのですが、「Major Up Temp」と同様に数年後にGarage Bandでシンセやオルガンのパートを加えました。

サンバは南米なのに中米のトリニダードトバゴの民族楽器スチールパンのソロを入れているのが、この当時はまだサンバというものがそこまで分かっていないことを物語っていますね。


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